前回、東京ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」について、説明したので、今回から、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの副題の英語(原題)について、見ていきます。
まずは、全5作品の邦題を確認しておきましょう。
- 1作目 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
- 2作目 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
- 3作目 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
- 4作目 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
- 5作目 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
完全に日本語に変換されたものと原題をカタカナにしただけの2種類がありますね。一般的には、カタカナ表記では意味がわかりにくいときに、意訳された日本語の邦題がつけられるそうです。しかし、『デッドマンズ・チェスト』は、一般的なカタカナ語でしょうか??
今回は、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの第1作目、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』についてみていきます。ちなみに日本語の公式HPはこちらです。(サイトに行くと正解が見えてしまうので、要注意です。)
さて、この『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』は英語で何というでしょう?
「パイレーツ・オブ・カリビアン」
まずは、シリーズ名の英語表記を確認しておきましょう。「Pirates of the Caribbean」ですね。
この単語は、前回の記事で、東京ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の英語名であることを説明しましたので、よろしければ、ご覧ください。
「呪われた」
あまり出会いたくない単語ですね。この意味の単語はいくつかありますが、今回は「curse 呪う」を使います。受け身なので「cursed 呪われた」ですね。
「海賊たち」
こちらはご存じ「pirate 海賊」ですね。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
ということで、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の英語名は
Pirates of the Caribbean: cursed pirates
と言いたいところですが、ちょっと気が付くことはありませんか?
↓の記事でも紹介したのですが、英語では「同じ単語・表現の繰り返しを避ける」という暗黙の約束があります。
つまり、映画タイトルという短い文の中でpirateが2回登場することはあり得ない、ということです。よって、上記の英語名は間違いであることがわかります。
邦題が直訳ではなかったので、正解を発表しましょう。正解は
Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl
です。
「curse 呪い」は問題ないですね。「the Black Pearl」は映画を見た方ならすぐわかると思いますが、ジャック・スパロウ船長の船である「the Black Pearl ブラックパール号」のことですね。
あっ、本当なら今年の夏も東京ディズニーシーに寄港してくれるはずでしたが、残念ながら、夏イベント「Disney Pirates Summer ディズニー・パイレーツ・サマー」が中止になってしまったので、きっと、どこかそこら辺の海を漂っているのでしょう。。。(ちなみに、「pearl 真珠」なので、「black pearl 黒真珠」の意味ですね。)
ということで、副題の本当の意味は「The Curse of the Black Pearl ブラックパール号の呪い」ですね。
発音はこちら↓
公式HPの英語版の画像も添付。
Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
Disney Pirates Summer ディズニー・パイレーツ・サマー
curse 呪い
black pearl 黒真珠
the Black Pearl ブラックパール号
コメント